沖縄県の翁長雄志知事の死去に伴う知事選は15日、告示後初めての週末を迎えた。安倍政権の全面支援を受ける前宜野湾市長佐喜真淳氏(54)=自民、公明、維新、希望推薦=と、前衆院議員玉城デニー氏(58)が争点の米軍基地問題を巡り舌戦を展開。両氏は各地を選挙カーで回り、街頭演説などで支持を求めた。投開票は30日。

 沖縄県知事選で街頭演説する佐喜真淳氏(右)と玉城デニー氏=15日午後、那覇市

 佐喜真氏は「都市部にある那覇軍港や、(宜野湾市の)町のど真ん中にある世界一危険だと言われる米軍普天間飛行場などを整理縮小させようではないか」と訴えた。普天間飛行場の名護市辺野古移設の是非については触れなかった。

 「理想だけを語り、対立だけを求め、何一つ結果を残さない政治ではなく、政府に予算を要求し、交渉していく。それができるのは私だ」と翁長氏を批判し、政権との関係性をアピールした。

 一方の玉城氏は「辺野古に新基地を絶対に造らせないという約束はぶれることはない」と断言した。県による辺野古沿岸部の埋め立て承認撤回については「翁長氏は新基地建設を断念させるため、命を懸けた。その姿勢をしっかりと堅持する」と、翁長氏の遺志を継承する考えを改めて強調した。

 その上で「子供たちの未来のためにも米軍基地があるという異常な状況を放置してはいけない」と語った。(共同通信)