15日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟で開かれた最後のライブに出演した安室奈美恵さんは終始にこやか、リラックスした雰囲気で8曲を歌った。ソロの楽曲では従来通りMCなしで歌い、踊り続けた。親交の深いミュージシャンとの共演では感慨深げな表情。一つ一つの歌詞を確かめながらステージをこなし、26年間の活動に終止符を打った。

引退前夜に行われた最後のライブで共演者の平井堅さん(右)と抱き合う安室奈美恵さん=15日、沖縄県宜野湾市

安室さんセットリスト

引退前夜に行われた最後のライブで共演者の平井堅さん(右)と抱き合う安室奈美恵さん=15日、沖縄県宜野湾市 安室さんセットリスト

 ライブは16日に同市で開かれた「WE♥NAMIE HANABI SHOW supported by セブン-イレブン」の前夜祭に位置付けられ、安室さんの新たな門出を応援しようと企画された。

 各出演者とも自身のヒット曲を熱唱。トップで登場した平井堅さんは「(呼ばれた理由は)やはり顔。安室ちゃんは僕を沖縄出身と思われたのかな」と話して会場の雰囲気を和らげた。

 続くMONGOL800は「TRY ME~私を信じて~」、BEGINは「Tempest」と、それぞれ安室さんの持ち歌を選曲して、日本の音楽界の第一線で活躍してきた歌姫の活動をねぎらった。

 ライブ終盤、ステージに安室さんが現れると、待ちわびていた観客の歓声が会場内に弾けた。普段通り、クールに歌う「Hope」「Showtime」の曲をかみしめるように聞き入り、歌を口ずさんだ。

 平井さんをはじめ、サプライズ出演の山下智久さん、DOUBLEさんとの汗だくになっての共演は、アーティストとして「好きな音楽」に取り組んだ歴史を振り返るようだった。

 カーテンコールで出演者一人一人の名前を紹介して、最後のステージをかみしめた安室さん。言葉は少なく、涙は見せない。最後までスタイルを貫いた。