性的少数者の生きやすい社会づくりを進める運動「ピンクドット沖縄2018」(主催・同実行委員会)が16日、那覇市のテンブス館前広場で開かれた。県内外から当事者や支援者延べ3千人がピンク色の服などを身に着けて集まり、多様性を尊重する社会をアピールした。

フィナーレで、手を取り合ってピンクカーペットの上を歩く参加者=那覇市牧志、てんぶす那覇前広場

 6回目の開催。協賛・後援する企業や団体は計100社を数え、過去最多だった前回69を上回った。

 トークショーがテーマごとにあり、第1部「ピンクドット沖縄が目指すもの」では運動に関わってきた支援者らが登壇した。

 1994年に都内初のレズビアンゲイパレードを主催した南定四郎さんは「当時は差別が根強く、当事者さえ『パレードをやめろ』と抗議した。通行人も呼び込むイベントができる現在は格段の進歩を遂げた」と評価した。

 渋谷区の男女平等・ダイバーシティ推進担当の永田龍太郎課長は「当事者と非当事者の対立構造ではなく、一緒に語り合う空間づくりが必要」と指摘した。

 第2部「私はワタシ」では、LGBTの啓発映画をプロデュースした女優の東ちづるさんが「当事者の多くは『なりたい私になりたい』と言っていた。LGBTという言葉がなくなり、全ての人の自分らしさが認められる社会になってほしい」と語った。

 第3部では、自身もゲイで県内の学校を中心に講演しているレインボーハートプロジェクトokinawa代表の竹内清文さんが「周りと違うことに悩む子どもが多いが、LGBTを通し将来に多くの可能性があることを示したい」と話した。脳科学者の中野信子さんは大半の生物が同性愛的行為をすると紹介。「同性愛批判は自然の摂理に反する。マイノリティーを排除する社会の在り方こそ疑ってほしい」と呼び掛けた。

 ボランティアスタッフで参加した琉球大4年の外間功一さん(22)は「たくさんの人がいて驚いた。もっと社会を知るために勉強しないといけないと思った」と話した。