【東京】反貧困ネットワークは18日、2018年度の貧困ジャーナリズム賞に沖縄タイムス社会部の新垣綾子記者による「沖縄の精神障がい者の私宅監置問題」キャンペーン報道を選んだと発表した。選考理由では「精力的な報道で『現在につながる問題』として過去の歴史的事実を直視するよう警鐘を鳴らした」と評価された。

反貧困ネットワークの宇都宮健児代表世話人(左)から表彰状を受け取る沖縄タイムスの新垣綾子記者=18日、東京都・文京シビックセンター

 本紙の受賞は2年連続3度目。東京都内で18日に表彰式があり、新垣記者は「この問題に光を当てたのは、県精神保健福祉会連合会の関係者たちの熱意。昨年末の大阪府での監禁死事件など形を変えた私宅監置は今も続いており、今後も問題提起していきたい」と語った。

 大賞は(1)NHKのETV特集「長すぎた入院~精神医療・知られざる実態~」(2)朝日新聞の「地図から消される街 3・11後の『言ってはいけない真実』」(講談社現代新書)(3)ワセダクロニクル「強制不妊」取材班「精神病患者や障害者等への強制不妊手術」についてのキャンペーン報道。ほか特別賞に2作品、貧困ジャーナリズム賞は那覇市のフリーテレビディレクター原義和さんの「消された精神障害者~沖縄の私宅監置」など8作品が選ばれた。