ビンコウホールディングス(那覇市、方徳輝社長)、瑞穂酒造(同市、玉那覇美佐子社長)、南島酒販(西原町、大岩健太郎社長)の3社は19日、泡盛原酒を使った中国市場向けの新商品「沖縄白酒『王国貢酒(こうしゅ)』」を発表した。

完成した「沖縄白酒『王国貢酒』」

「沖縄白酒『王国貢酒』」を発表する南島酒販の大岩健太郎社長(左から2人目)、瑞穂酒造の玉那覇美佐子社長(中央)、ビンコウホールディングスの中原英越専務(右から2人目)=19日、那覇市の沖縄総合事務局

完成した「沖縄白酒『王国貢酒』」 「沖縄白酒『王国貢酒』」を発表する南島酒販の大岩健太郎社長(左から2人目)、瑞穂酒造の玉那覇美佐子社長(中央)、ビンコウホールディングスの中原英越専務(右から2人目)=19日、那覇市の沖縄総合事務局

 500ミリリットル入りで税抜き1万5800円。白酒は泡盛と同じ蒸留酒で、中国のアルコール市場で売り上げの65%を占めるため「沖縄白酒」として売り出すことで認知されやすくした。アルコール度数は最高級白酒で主流の53度。中国人観光客の土産品として県内で販売しながら本国市場を開拓する予定で、13年連続で続く泡盛の出荷減少に歯止めをかける狙いがある。

 3社はことし4月に共同企業体を設立。瑞穂酒造が商品を製造し、南島酒販が県内外の土産品店やリゾートホテル、レストランなどに営業する。ビンコウHDは中国本国の市場開拓を担当。

 11月に上海で開かれる輸入博覧会に出展し、来年は中国の流通業者が集まる酒の交易会に年24回程度参加する。将来的には瑞穂酒造以外の酒造所とも協力し、「沖縄白酒」の品ぞろえを増やす。2019年度の販売目標は月に約千本。

 「王国貢酒」はゆし瓶をイメージした磁器のつぼに入れ、外箱では泡盛の歴史を日英中の3カ国語で説明している。商品開発には、国の18年度沖縄酒類製造業自立促進事業を使った。10月12日まではクラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」で数量限定の割引販売をする。同月22日からは店頭発売を目指す。