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  • 知事選候補の玉城デニー氏のポスターを労組が県庁内の廊下に掲示
  • 沖縄・自民は地方公務員法に抵触すると指摘し、百条委設置を求めた
  • 与党は「事実隠ぺいもなく設置の緊急性はない」と反対多数で否決

 30日投開票の沖縄県知事選を巡り、県庁内の廊下にある労働組合の掲示板に、立候補者の玉城デニー氏(58)の選挙用ポスターが掲示されていたことが20日、分かった。県議会臨時会で県政野党の沖縄・自民が写真を基に指摘し明らかになった。県選挙管理委員会は同日、公職選挙法に抵触するとして労組を指導しポスターを撤去させた。

2 沖縄県庁(資料写真)

 公選法は各候補者が選管に届け出た選挙用のポスターの掲示について、市町村に設置された選挙用の掲示板や各候補者の事務所などに限っている。県選管は20日午前に県庁内のポスターが届け出と同じものと確認し、掲示板を管理する全水道沖縄企業局水道労働組合に撤去するよう指導した。

 沖縄・自民は公選法に加えて公務員の政治活動を制限する地方公務員法に抵触すると指摘。県議会が特定の事案を調査する百条委員会を設置するよう求めたが、賛成少数で否決された。

 与党側は「一義的に県などが調査し、事実を隠している可能性があれば百条委の設置は考えられるが、今の段階で設置の緊急性はない」と説明。一方で、沖縄・自民は本会議後に会見を開き「与党は数の原理で否決した。違法行為を認めろというふうにしか受け止められない」と批判した。