「ウルトラマン」の生みの親で、沖縄県南風原町出身の脚本家、故金城哲夫さんの遺作となる短編ドキュメンタリー映画「かりゆしの島-沖縄」の一部が、21日から南風原町中央公民館で開かれる「金城哲夫展」で上映される。1975~76年の沖縄国際海洋博覧会で上映されて以来、所在不明だった映像で、県内での上映は42年ぶりとなる。

21日から開催される展示会の準備をする南風原町観光協会の職員ら=20日、町中央公民館

 オリジナルの映画は16分30秒で、上映されるのは3分の短縮版。沖縄の民俗や文化を紹介するパビリオン「沖縄館」で上映されたもので、ウンジャミなどの神事やエイサー、琉舞などが取り上げられている。金城さんが脚本、助監督を務めた。

 フィルムは2年前、東京で見つかっていた。

 家族が保管していた直筆の脚本や撮影スケジュールなども展示する。

 展示会は南風原町観光協会が主催し、6回目。今回、生誕80周年と、金城さんの生涯を描いた劇団民藝による舞台「光の国から僕らのために-金城哲夫伝」の沖縄縦断公演(21日~10月1日)に合わせての開催となる。

 町観光協会は「展示物からは金城さんの沖縄に対する熱い思いが伝わると思う。舞台と合わせ、多くの人に見てもらいたい」と呼び掛けた。展示会は入場無料。問い合わせは同会、電話098(851)7273。