【久高泰子通信員】パリ東北郊外のビルパント展示会場で毎年開催されるジャパンエキスポー展示会に、読谷村の三線製作店「アソビバ」代表の山崎陽太さんが出展した。沖縄の歌を三線で演奏し、三線や付属品などを展示販売した。大阪の三味線楽器店の東雅之さん、富山市の三味線楽器店の濱谷拓也さんと共に、協力しながら三線や三味線の手解きをし、三線・三味線文化の普及のために尽力した。

多くの人でにぎわった三線や三味線のブース=ビルパント展示会場

 三味線や三線の弾き方を習って感激し、早速購入する人も多く盛況だった。三線に興味を示す人は沖縄に行ったことがあったり、関心を持ったりしている人たちで、三線歴は比較的浅かった。山崎さんは「ブースに来た人たちは日本熱にあふれており、三味線や三線にもかなり興味を持っている。この独特の文化で十分活動できる土壌だと確認した」と手応えをつかんだ様子。三線は三味線に比べて知名度が低かったため「この比率が5対5になるようにウェブやSNSで配信を続け、来年また挑みたい」と抱負を語った。

 また、山崎さんは沖縄欧州パリ三線会(ジル・ドゥランテ代表)と展示会前日にイタリア文化センターで、「安波節」「てぃんさぐぬ花」など数曲を演奏した。見事な三線の舞台は華やぎ、早弾きでカチャーシーを踊り楽しんだ。

同三線会とアソビバは、三線をパリで普及推進するために協力し合うことで一致。山崎さんは「合同演奏に参加し、外国人の皆さんの三線に対する真摯(しんし)な取り組みに感銘した」と語った。