タイムス女性倶楽部の第44期9月講演会が24日、那覇市のかりゆしアーバンリゾート・ナハであった。コピーライターの平岡禎之さんが「『うちの火星人』と言葉の力」と題して、6人のうち5人が「発達障がい」の家族の日常や、社会で生きやすくなるために家族で実践していることなどについて講話した。

言葉の力について語る平岡禎之さん=24日、那覇市のかりゆしアーバンリゾート・ナハ

 平岡さんは「障がいは生まれつきの個性なので、診断名は重要ではない」と主張。「定型発達」の自らを「地球人」、発達障がいのある家族を「火星人」と位置付け、本紙で連載した漫画を紹介しながら、家族の接し方や周囲の支援などについて説明した。

 「障がいはかわいそうなことではない。外の人が見えない、自由で独自の素晴らしい世界が広がっている」と平岡さん。当事者に合う説明や励ましで自信を持たせるなど前向きな言葉が行動、習慣、運命を変えるとし「言葉の工夫で、周りがもっともっと元気で、幸せになると思う」と述べ、講演を締めくくった。

 講演を聞いた宜野湾市の知名竹子さん(79)は「とても感動した。本を買って心の病のある人や発達障がい者との関わり方を伝えていきたい」と感激した。