30日投開票の県知事選挙を前に、沖縄タイムス社が実施したウェブアンケート第7回のテーマは「医療」。居住する地域の医療サービスに「満足している」は37・7%で、「満足していない」は39%、「どちらともいえない」が23・4%だった。「満足している」は中南部の住民の約半数。北部地域や離島の住民はアンケートに答えたほとんどが「満足していない」を選び、医療の地域格差の是正を求める意見が多かった。

 

 アンケートは8~11日にフェイスブックやツイッターなどの会員制交流サイト(SNS)を中心に呼び掛け、計77人から回答があった。

 地域の医療に「満足していない」理由では、「診療所しかなく、不安が大きい。歯科に通いたくても経費がかかりすぎる」(40代女性・粟国村)、「診療科がそろっておらず、最低でも中部まで行くことになる」(40代女性・名護市)など、離島や本島北部で診療体制への不安や経済的負担の大きさを嘆く声が多かった。

 那覇市や都市部近郊の住民からは「待ち時間が長い」との不満が挙がった。

 県が10月から全市町村を対象に0~6歳の未就学児のこども医療費の窓口無料化を実施できるよう予算措置したことは「評価する」が71・4%を占めた。

 一方「評価できない」理由としたのは、「市町村で制度に差があるのは疑問」(40代女性・宜野湾市)、「中学生まで無償化にすべき」(30代男性・浦添市)など、市町村間の均衡を求める意見が多かった。

 

 行政に進めてほしい医療施策としては、複数回答で「こども医療費無料化の拡充」が53人と最多で、次いで「離島住民らが本島などで医療を受ける際の補助拡充」49人、「高齢者医療費の負担軽減」42人、「ドクターヘリの増強」41人、「北部圏域への基幹病院の整備」40人と続いた。

 沖縄の健康長寿復活に向けて必要な取り組みに関しては、「食生活の改善と、車社会からよく歩く社会への転換」(30代男性・那覇市)や「定期健診の呼び掛け強化」(20代男性・北谷町)、「県民一人一人が考えて行動できるための情報発信」(40代女性・与那国町)などの意見があった。