辺野古新基地建設の是非や経済振興策などを争点に繰り広げられている沖縄県知事選は27日、最終盤の「三日攻防」に入った。前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)=自民、公明、維新、希望推薦=は大票田の那覇市や地元宜野湾市を回り、「オール沖縄」勢力が推す前衆院議員の玉城デニー氏(58)は衆院時代からの地盤である沖縄市やうるま市を回った。

(左)街頭演説で支持を訴える佐喜真淳氏=27日午後、那覇市牧志(右)有権者に支持を訴える玉城デニー氏=27日午後、うるま市みどり町

 台風24号の接近で、県選挙管理委員会が期日前投票を呼び掛けていることもあり、県内11市の期日前投票者数を沖縄タイムスが集計したところ、那覇、沖縄、宜野湾3市は26日現在(13日間)、他の8市は27日現在(14日間)で、合計21万5479人となり、2014年前回知事選の11市の期日前投票者数(16日間)14万5463人をすでに大幅に上回った。

 知事選と同日の投開票の宜野湾市長選も三日攻防に突入。立候補している県高校PTA連合会前会長の仲西春雅氏(57)=社民、共産、社大、立憲民主、自由、国民民主推薦=と、前副市長の松川正則氏(65)=自民、公明、維新推薦=は街頭で支持を訴えた。

 佐喜真氏は那覇市内を中心に遊説。午後には、自民党の小泉進次郎衆院議員と同市金城のショッピングセンターを回った。

 米軍基地問題では「政府との交渉で一歩も譲らない。整理縮小に向けて県民の怒りや悲しさを伝えていく」と強調。台風接近に触れ、「早めの期日前投票を」と呼び掛けた。

 また、同市内の公設市場や平和通りなどを支援者と練り歩き、有権者と握手を交わすなど支持拡大を訴えた。

 玉城氏は、出身地うるま市の安慶名交差点で演説し「誰一人取り残さない、ゆいまーるの県政を実現する」と福祉政策の実現を強調。うるま市選出の照屋大河県議は「翁長雄志前知事の壮絶な闘いを終わらせてはいけない。10月の県民葬は、知事の遺志を継ぐ玉城さんの下で」と語った。

 玉城氏は地元沖縄市で通行人や住民へ「辺野古新基地建設を認めれば、お金が入ってくる。それで本当に県民が幸せになるのか」と問い掛けた。