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沖縄県知事選:投票箱を海保ヘリで輸送、開票所の電源確保も 台風対応に追われる各選管

2018年9月28日 08:47

 沖縄県知事選の投開票を目前にした大型台風の接近で、各市町村選挙管理委員会が対応に大わらわだ。27日は那覇市の400カ所など32市町村で候補者ポスター用の掲示板の撤去が進められ、9市町村が29日に暴風警報の発令や公共交通機関の運行停止があれば期日前投票所を閉鎖する方針を決定。投票所設置の前倒しや非常用電源の確保に動いた市町村もあった。 

第11管区海上保安本部石垣航空基地の協力を得て波照間島と黒島の投票箱をヘリで輸送した竹富町関係者ら=27日午後7時過ぎ、石垣市・新石垣空港

 27日、繰り上げ投票があった竹富町。投票箱は海上しけのため船便では運べず、第11管区海上保安本部石垣航空基地に依頼し、波照間、黒島、西表島の一部の投票箱をヘリで輸送した。県議補選石垣市区も同日投票で、竹富島の上勢頭史さん(35)は「考える時間が短く、特に補選では誰に入れるか悩んだ」と話した。

 うるま市津堅島でも投票が実施された。県議補選うるま市区、市議選とのトリプル選挙で、中城海上保安部の巡視艇おきぐもで三つの投票箱を本島まで海上輸送した。立会人として同行した津堅自治会の玉城盛哲会長は巡視艇を降りると「無事に投票できてよかった」と安堵(あんど)。同市選管は暴風警報が発令された場合に本島と市内の島しょ地域を結ぶ海中道路や浜比嘉大橋が通行止めになる恐れがあるため、平安座、浜比嘉、宮城、伊計の4島でも投票日を28日に繰り上げる。

 台風で停電になった時などに備え、県選管は各市町村選管に非常用電源の確保を検討するよう通知した。糸満市選管の担当者は「停電すれば投票用紙の交付は手作業で、開票の計測器も動かず相当時間を食う。発電機を準備するが、取り越し苦労に終わってほしい」とぽつり。読谷村選管は「選挙事務要員だった職員が台風対応にかり出される可能性があり、とても困っている」と頭を抱えていた。

第11管区海上保安本部石垣航空基地の協力を得て波照間島と黒島の投票箱をヘリで輸送した竹富町関係者ら=27日午後7時過ぎ、石垣市・新石垣空港

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