台風24号の接近に伴い、沖縄県内各市町村では29日午前11時現在、計87カ所の避難所が開設されている。那覇市では11カ所の避難所に105世帯、149人が避難。そのうち、約50人が避難している那覇市役所本庁舎では、避難してきた市民らが暴風雨や消防車のサイレンに不安な様子を浮かべながら、テレビの台風情報を見ていた。

台風24号の接近に伴い、避難してきた市民=29日午前11時ごろ、那覇市役所

 那覇市牧志の女性(70)は、午前9時ごろに自宅が停電したため、夫婦で市役所に避難した。女性は「家が木造なので、風で揺れて怖かった。早く暴風域から抜けてほしい」と話した。

 那覇市安里に住む女性(83)は「避難所に行くために電話でタクシーを呼んでもなかなかつながらなかった。娘2人と避難してきたが、持って来たのはカップラーメンだけ」。

 28日夕方から息子と2人で避難してきた女性(63)が「息子がエリアメールや防災無線が怖いと言うので、みんなと一緒に居られると安心すると思って来た」と疲れた表情で話した。

 市防災危機管理課の真栄里憲一さん(35)は「今回の台風は高潮の影響も大きいので、沿岸地域の住民の不安を考えて避難所を7カ所から11カ所に増やした。那覇市のHP危険を感じ、不安な方は利用してほしい」と呼びかけた。

 那覇市の避難所は次の通り。那覇市保健所、那覇市津波避難ビル、城岳小学校、安謝小学校、那覇市役所本庁舎、県立那覇商業高等学校、若狭公民館、小禄南公民館、首里公民館、那覇西高校、石嶺公民館。 

 その他、県内各地の避難所開設状況については、県の防災情報ポータルサイト「ハイサイ!防災で~びる」で確認できる。