台風24号の影響で、沖縄県宮古島市内のスーパーでは牛乳や野菜、鮮魚、肉類などの生鮮食品全般が品不足となっている。当面、海が荒れる見通しで、船便での物資補給が遅れる可能性があり、スーパーの担当者は「早く安定供給ができるようになってほしい」と早急な天候の回復を望んだ。

台風24号の影響で品不足となっている肉類の陳列棚=29日午後、宮古島市平良東仲宗根のサンエーショッピングタウン宮古食品館

 サンエーショッピングタウン宮古食品館では台風に備える買い出しで25日以降、客足が増加。加工食品担当の冨桝朗充さん(32)は「生鮮食品は普段、陳列しているものの3割に満たない」と話す。25日に船が入って以降、欠航が続いており、次の入荷は天候次第。「早く入荷できるようになるのを望むしかない」と話した。

 買い物に訪れた女性(58)=市平良東仲宗根=は「生鮮食品の購入は我慢するしかない。当面は保存している麺類で乗り切りたい」。佐々木千鶴さん(44)=市平良東仲宗根=は「なければないで、あるものでつないでいくしかない」と冷静に受け止めていた。

 ほかの離島でも商店の品薄状態が続く。那覇沖約60キロの離島、粟国村にある商店では、24日を最後に船便の往来が絶え、29日時点で卵や野菜など生鮮食品の商品棚が8割ほど空いているという。70代の男性店主は「客が欲しい品を提供できない。島は我慢だ」とつぶやいた。