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「ハーフ」、いじめ、ラジオDJ… 玉城デニーさんが政治を志したワケ 「弱い立場の人のために」

2018年9月30日 22:15

 「社会の負の側面を見てきたからこそ、困っている人や社会的に弱い立場の人のために、できることがあると思い、きょうまでやってきた」ーー。沖縄県知事選挙で初当選を確実にした玉城デニーさん。昨年10月の衆院選時に、政治家を志したきっかけなどを聞いた記事を再掲します。(2017年10月19日掲載「マイ・ロード~私が政治を志したワケ」)

社会的弱者を守りたい 玉城デニーさん(58)

ラジオDJになる前の玉城さん。福祉関係の仕事を辞めライブハウスで歌っていた=1983年
 
好きなものや夢中になれることを見つけ「自分を信じてひた向きに頑張れば夢はかなう」と話す玉城デニーさん
 
 

 30代後半に、琉球大学の公開講座で地方自治の授業を受けたのが、政治に興味を持ったきっかけ。当時はラジオDJやタレント活動をしていたが、政治の可能性や面白みに触れ「人生を人のためにささげる仕事がしたい」と思った。

 政治家になるにはどうすればいいか。周囲に相談していたところ、2002年の沖縄市長選に出馬するという記事が新聞に出た。ラジオの仕事は失ったが、政治の道へ進む一つの転機になった。市長選には出馬しなかったが、その後、沖縄市議選で当選し、政治家としてスタートを切った。

 子どもの頃は「ハーフ」という理由で奇異の目で見られ、いじめられた。母子家庭で育ち、貧困も経験した。「社会の負の側面を見てきたからこそ、困っている人や社会的に弱い立場の人のために、できることがあると思い、きょうまでやってきた」

 つらいとき、心の支えになったのは音楽。今でも音楽が好きで、おじさんバンドを組んでいる。好きなことや夢中になれることがあれば、逆境を乗り越える力になる。若い世代には「夢中になれるものを見つけたら、その気持ちを一生大切にしてほしい」と願う。

 子どもや若い世代が夢を持ち、可能性を広げるためには、平和な未来が保障され、かつ経済が発展していくことが重要だと訴える。「平和と経済は切り離して考えるものではなく、両立できるもの」。その環境を実現するため、ぶれずに行動していく。(社会部・松田麗香)

ラジオパーソナリティー時代の玉城デニーさん=1996年1月
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