台風24号の影響で沖縄で停電が続いている。沖縄電力の公式サイトによると1日午後5時5分現在、沖縄本島全域で5万3600戸が復旧を待っている。台風直撃から2日たったが、停電だけでなく断水が続いている集合住宅もある。住民からは「もう限界だ」との声も聞かれた。

停電と断水のダブルパンチ。近所の家から分けてもらうポリタンクの水が頼りだという

電線が切れて垂れ下がっている=1日午後0時48分、南城市玉城

停電と断水のダブルパンチ。近所の家から分けてもらうポリタンクの水が頼りだという 電線が切れて垂れ下がっている=1日午後0時48分、南城市玉城

 停電しているのは本島北部1万5120戸、中部3万240戸、南部8240個、久米島・慶良間地方10戸。特にうるま市では今なお1万5790戸が電気のない生活を余儀なくされている。沖縄電力や関係会社が早期復旧に向けた作業を行っている。

 最大瞬間風速56・2メートルを観測した南城市玉城のアパートでは、水を供給するポンプが停電で使えず断水が3日間続いている。住人の男性(44)は「トイレが流せず、洗濯もできず、シャワーも使えない。部屋に異臭が漂っている」と話す。

 「ためたお風呂の水はすぐなくなった。水が使えないのが一番つらい。早く復旧してほしい」と祈るような表情。男性の息子が通う小学校も停電の影響で給食が出せず、1日は午後から臨時休校となった。
 
 県内には今も信号が止まっている交差点があり、ドライバーが慎重に車を進める様子も見られた。