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「翁長はデニーさんの明るさを見ていた」 妻樹子さんが語る沖縄知事選

2018年10月2日 11:27

 「ウチナーンチュは心折れずに翁長の闘いを見ていてくれた」。故翁長雄志前知事(享年67)の妻樹子(みきこ)さん(62)は1日、那覇市内の自宅で沖縄タイムスの取材に応じ、新知事に玉城デニーさん(58)を選んだ県民の選択の重みをかみ締めた。

玉城デニーさんの県知事初当選について思いを語る翁長樹子さん。「10月2日は翁長雄志の誕生日。ひと足早いプレゼントになりました」=1日午後、那覇市内の自宅

翁長雄志沖縄県知事の自宅の祭壇に手を合わせる玉城デニー氏=1日午後、那覇市

玉城デニーさんの県知事初当選について思いを語る翁長樹子さん。「10月2日は翁長雄志の誕生日。ひと足早いプレゼントになりました」=1日午後、那覇市内の自宅
翁長雄志沖縄県知事の自宅の祭壇に手を合わせる玉城デニー氏=1日午後、那覇市

翁長雄志の顔が見えた

 100票の僅差でもいいと勝利を願っていた中、佐喜真淳さん(54)に8万票余の差で圧勝。政府要人らが全面支援した佐喜真さん側の戦略に「にこにこと『話くゎっちー(うまい話)』を訴えるその後ろに、県民は翁長雄志の顔が見えたと思う。なぜ負けたのか、しっかり検証した方がいい」と批判の目を向ける。

 一方で「弔い合戦に勝ったと矮小化(わいしょう)されたくない」とも強調する。「このままでいいと思っているウチナーンチュはいない。相手候補を応援した方々の思いも踏まえ、基地反対の民意を示し続けないといけない」

「県民のお父さん」の覚悟を

 2年前、夫に「玉城デニーはどう見えるか」と問われ「どちらかと言われれば保守」と答えたことがあったという。「『オール沖縄』が担ぐ候補としてガチガチの革新じゃ勝てない。保守の香りがする人でないと選挙態勢は構築できないからと、翁長はデニーさんをじっと見ていた」と感じている。

 「明るいのが一番だよな」。死期が近づく中、夫がふと口にした一言に「今考えれば、デニーさんのことだったのかな」。米兵の父を持ち、母子家庭で育った中で養われたデニーさんの明るさは、同時に「強い」と樹子さんは付け加える。

 1日、翁長さん宅を訪れた玉城さんに「知事の奥さんとしての心構え」を尋ねられると「思った以上に辛いわよ。教えたら逃げられるかも」と軽口をたたいた。ただ、これだけは忘れないでほしい。「どんなに辛くても苦しくても、あなたの後ろには140万県民が付いている。県民のお父さんとの覚悟を持ち、デニーカラーで頑張って」

沖縄県知事 翁長雄志の「言葉」

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