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  • 台風24号が猛威。嘉手納町水釜では堤防や設備が100メートル破損
  • 北からの強い返し風と高潮で道路や養殖の車エビに被害が出た
  • 住民らは「こんなにひどいとは」「また大きい台風が来るので不安」

 9月28日から30日にかけて沖縄県内を暴風域に巻き込んだ台風24号。爪痕は1日も各地で確認された。住民らは週末に予想されている台風25号の接近を警戒している。

台風24号の高波で壊れた堤防=1日午後、嘉手納町水釜

台風24号の暴風と高潮で、舗装が約200メートルにわたってはがれ、のり面も崩れた久米島町道=1日、同町北原(比嘉正明通信員撮影)

台風24号の後、崩れた海岸線=1日午後、読谷村渡具知

台風24号の高波で壊れた堤防=1日午後、嘉手納町水釜 台風24号の暴風と高潮で、舗装が約200メートルにわたってはがれ、のり面も崩れた久米島町道=1日、同町北原(比嘉正明通信員撮影) 台風24号の後、崩れた海岸線=1日午後、読谷村渡具知

 嘉手納町水釜の堤防付近で高潮による冠水・浸水の被害が相次いだほか、約100メートルに渡り堤防の一部や設備が破損した。また北谷町の宮城海岸付近でも設備が破損した。

 嘉手納町総務課によると、強い風の影響で、29日夜の満潮時に波が堤防を越えて押し寄せたとみられる。水釜では護岸上のコンクリートがめくれ上がり、破片などが転がり落ちた。

 近所で宿泊施設を営む伊礼光江さん(76)は「また大きな台風が来るみたいなので不安」と表情を曇らせた。近くのダイビングショップに勤める水戸屋翔さん(25)は「対策はしていたけどがれきや浸水で店の車が駄目になった。こんなにひどいとは」と絶句した。

 同課の担当者は「復旧に取り組んでいるが、現場は危険なので近づかないでほしい」と話した。

 北谷町砂辺でも宮城海岸の堤防の遊歩道にある柵が倒れ、設備が破損するなどの被害が出た。よく訪れる南風原町の城田かなこさん(28)は「好きな場所なのでショック。早くみんなが安全に楽しめるように復旧してほしい」と希望した。

 同町総務課は詳しい被害状況は確認中とし「早めに対処したい」と話した。 

 久米島町では、同町北原の町道飛行場城跡線(幅約6メートル)の舗装が約200メートル区間で剥がれたのを確認した。近くの車エビ養殖場でもエビが陸に打ち上げられるなどの被害が見つかった。

 現場はともに島の北側。町によると9月29日夜~30日未明、台風による北からの強い返し風や高潮の影響とみられる。町道は同28日夕から通行止めで人の被害はないが、道ののり面なども崩れており、通行止めを続ける。復旧時期は見通せない。町営バスの通り道ではなく運行に支障はない。

 車エビ養殖場は運営会社職員が養殖池に潜るなどして被害を調べる。同社は町への全容報告まで数日かかるとした。