【宮古・八重山】猛烈な台風25号が沖縄県の先島地方に近づいているのを受け、生鮮食品の品不足が続いている宮古島市内のスーパーは2日、食料品を買いそろえる客で混雑した。マリンレジャー業の経営者は「営業再開のめどが立たない」とため息。台風の予報円に入っている八重山地方でも同様に品不足が始まっており、この先の進路を警戒した。

品不足となったインスタント食品などを補充するスーパーの従業員=2日午後、宮古島市平良下里のサンエーV21カママヒルズ食品館

8日ぶりに入った食料品を買い求める客で混雑する店内=2日午後、宮古島市平良下里のサンエーV21カママヒルズ食品館

品不足となったインスタント食品などを補充するスーパーの従業員=2日午後、宮古島市平良下里のサンエーV21カママヒルズ食品館 8日ぶりに入った食料品を買い求める客で混雑する店内=2日午後、宮古島市平良下里のサンエーV21カママヒルズ食品館

 宮古島市のサンエーV21カママヒルズ食品館ではこの日に船便が入るのを予想して、朝から客であふれかえった。

 同店は野菜などの生鮮食品やインスタント食品を補ったが、大勢の買い物客で夕方には再び品不足状態に。店長の男性(50)は「通常の2倍仕入れて従業員総出で商品を補充しているが予想以上だ」と驚く。

 家族6人分の食品を買い求めた女性(43)=市平良下里=は「ずっと不足していたので今日はたっぷり買えてよかった。でもタマゴは売り切れで買えなかったので、これから別のスーパーを回りたい」と台風の備えに余念がなかった。

 石垣市内でも乳製品や卵、野菜など生鮮食品を中心に品切れが始まり、スーパーは夕方から買い物客でごった返した。飲食店を営む平良誠さん(44)は「どこも食材が不足し、あっても値段が跳ね上がっている。島の野菜があるからどうにか営業はできるけど、メニューは変更しないといけないかも」と嘆いた。

 漁業やマリンレジャー業では、再びの台風接近にロープで固定した船をほどけずに、過ぎ去るのを待つ状態が続く。宮古島市のダイビング業、木村浩之さん(58)=市平良下里=は「予約も全てキャンセルし、これで2週連続。ダブルパンチはかなり痛い」と苦笑い。石垣漁港にいたマグロ漁師の男性(57)は「もう2週間も漁に出ていない。これじゃ飯が食えない」と困惑。「台風は毎年のことだが、こんなに連続で来ると痛い。またしばらく漁にいけない」と肩を落とした。