うるま市で2016年に女性会社員=当時20=を暴行目的で殺害したなどとして、強姦ごうかん致死、殺人、死体遺棄の三つの罪に問われ、一、二審判決で無期懲役を言い渡された元米海兵隊員で軍属だったシンザト・ケネス・フランクリン被告(34)が、4日までに最高裁へ上告しない意向を固めたことが分かった。同日が上告期限のため、5日午前0時に判決が確定する見通し。

米軍属暴行殺人:女性が遺棄された雑木林に設けられた献花台(2017年)

 一、二審の初公判で被告側は強姦致死、死体遺棄の両罪は認めたものの、殺意はなかったとして殺人罪については無罪を主張。黙秘を貫き、被告の口から事件について一言も語られることはなかった。

 裁判では殺意の有無などが争点だったが、一、二審判決ともに被告の自白の信用性を認定。スラッパー(打撃棒)による殴打や、首を絞めたりナイフで刺したりした行為は、被害者を死亡させる危険性が高いとして、殺意を認めた。その上で「刑事責任は重大で酌量の余地はない」とし、無期懲役を言い渡していた。