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玉城デニー新沖縄県知事、辺野古移設「全身全霊で阻止」

2018年10月4日 14:47

 沖縄県の玉城デニー新知事は4日午後、就任後初めての記者会見で、名護市辺野古の新基地建設問題について、翁長雄志前知事の遺志を引き継ぎ、「阻止に向け、全身全霊で取り組みたい。県民が心を一つに豊かな沖縄を実現する覚悟がある」と決意を示した。また米軍基地の整理縮小が急務であるとの認識を示した上で、普天間飛行場の固定化か、辺野古移設か、と沖縄に迫る政府のやり方を「新たな犠牲を押しつけようとしている」と批判した。

就任会見で記者の質問に答える玉城デニー知事=4日午後2時、県庁

 知事選で佐喜真淳氏に8万票の大差で初当選。辺野古反対の民意が示されたか、と問われると「当然だ。私は衆院議員を務めていたころから反対の立場を明確にしていた。争点はまさに辺野古新基地建設問題であり、県民との公約を命を削ってまで果たそうとした翁長知事の姿勢を高く評価していただいた結果が私の勝因につながった」と語った。

 県の埋め立て承認の撤回に対し、法的措置を講じる構えの政府には「公有水面埋立法に基づき、適法に撤回したと考える。その理由や国の埋め立て工事の強硬姿勢、環境保全への配慮のなさ、基地負担の軽減につながらないこと、過重負担を押し付ける無責任さを訴え、県の主張が認められるよう全力を尽くす」と訴えた。

 来年2月に期限が迫る「普天間飛行場の5年以内の運用停止」については、「辺野古移設とは関係なく早急に実現すべきである」と指摘。保育園や小学校への部品落下など相次ぐ普天間所属機の事故を受け、県議会が即時運用停止を求める決議を全会一致で可決していることを取り上げ、「普天間飛行場負担軽減推進会議でも米側との協議を行うよう(日本政府に)強く求めたい」との見解を示した。

 辺野古新基地建設問題で政府と対峙(たいじ)する不安や覚悟を問われると、「翁長知事はぶれずに、反対の口約を守るために取り組んできた。私は政府に建設断念を求め、取り組む。いばらの道を行くという点で、翁長知事の思いと私の思いは重なる。いばらがあれば踏みしめ、踏み越え、かき分けて、その先に本当の安全で、安心な、県民が求める未来が必ず見えるということを信じて突き進みたい」と話した。

 県政の重要課題とする子どもの貧困問題では「新時代沖縄の到来、誇りある豊かさの実現、沖縄らしい社会の構築の三つの視点から県民の生活が第1をモットーに諸施策を着実に推進し、全力で県政運営に当たりたい」と述べ、子育て世代包括支援センターを全市町村に設置し、切れ目のない支援に取り組む決意を示した。

 経済振興では「引き続きアジアのダイナミズムを取り入れ、沖縄の可能性を引き出し、自然文化などのソフトパワーを生かした各種施策を展開したい。4年後に復帰50年を迎える。新時代の沖縄を目指し、スケールとスピード感を持って日本経済をけん引するトップランナー沖縄を力強く導く」と語った。

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