5日朝に放送されたニッポン放送のラジオ番組「飯田浩司のOK! Cozy up!」で、9月30日に投開票された沖縄県知事選で玉城デニーさんが当選したことについて、コメンテーターが「沖縄本島は仕方がないので、本島以南の島は東京都に所属するようにしたらどうかと思う。東京都石垣市、宮古島にして、米軍基地もそちらの方に移動してもらってしっかり守る」などと発言した。

(資料写真)宮古島市

(資料写真)八重山地域、竹富島の伝統的な家並み

(資料写真)石垣島の川平湾

(資料写真)宮古島市 (資料写真)八重山地域、竹富島の伝統的な家並み (資料写真)石垣島の川平湾

「冗談」とした上で

 同放送は毎週月~金曜(午前6時~8時)のニュース情報番組のコーナーの一部。全国21局ネットで以前はラジオ沖縄でも放送されていたが、現在は県内で放送していない。

 番組では、コメンテーターで国際問題アナリストの藤井厳喜氏が「冗談」とした上で「小笠原諸島だって東京都。東京都石垣市、宮古島にして、南西諸島も守り固める。自衛隊ももとよりですね。沖縄のことは沖縄の人に任せればいいのではないですか」とした。

 ニッポン放送報道部の担当者は「藤井さんはコメンテーターとして年に1、2回登場してもらっている。番組のスタンスはさまざまな意見を放送すること。今後、逆の立場や現場の声も紹介したい」と説明。

 今回の放送への苦情は1件もないとした上で「(住民を)傷つけてしまったことがあるとすれば、生放送で表現の部分もあるが、気を付けていきたい」と話した。

地元市長の反応は…

 放送内容について、宮古島市の下地敏彦市長は沖縄タイムスの取材で発言内容を確認し「これは暴論だ。社会体制そのものをひっくり返すようなものの言い方だ」と批判。「公共の電波であればきちんとした発言をしてほしい」と指摘した。

 また、今回の発言は放送で流す内容としてふさわしくないとの認識を示し、「なぜこのようなものを電波に乗せるのか。メディアとしての責任も大きい」と述べた。

 石垣市の中山義隆市長は「特にコメントすることはない」とした。