大弦小弦

[大弦小弦]共産党の変心が「残念で悔しい」という。沖縄出身で東京に住む・・・

2018年10月8日 08:15

 共産党の変心が「残念で悔しい」という。沖縄出身で東京に住む米須清真(きよさね)さん(30)。地元の小金井市議会に出した陳情に「全面賛同」してくれた議員団が10日後に「間違っていた」と撤回した

▼辺野古新基地建設をやめ、普天間飛行場の代替施設が本当に必要かどうか、本土の議論を求める内容。議員から謝罪された米須さんは「公平な政策論争を求めているだけ。謝られても困る」

▼代替施設が必要という結論になれば本土の全自治体を候補地にする。ここがまずかった、と共産党は釈明する。日米安保反対の党方針に反するから

▼しかし、沖縄では安保を容認する玉城デニー知事の当選を支えた。最終目標と現時点の選択を区別してのことだろう。とすれば、小金井でも賛成する余地はある

▼陳情に反対した自民党、退席した公明党も議論自体は否定できないし、していない。各党が主張を競うのがいい。どういう結論でも当事者として引き受ける責任、米軍占領下で議論の機会もなく本土の基地を押し付けられた沖縄をまた犠牲にしない公正さ。陳情の訴えはシンプルだ

▼論点がはっきりしたこと、東京の議員が悩んでいること自体が最初の効果と言えそうだ。同じ陳情は県議会などにも出されている。本土世論をさらに高められるか。沖縄の議員の姿勢も、大きく影響するだろう。(阿部岳)

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