10日午後5時25分ごろ、神戸航空交通管制部(神戸市)でシステムの不具合が起き、那覇など県内の空港を発着する便の遅れや欠航が相次いだ。国土交通省が原因を調べている。神戸の管制部は1日に発足したが、別のシステム不具合のため運用開始が延期となり、9日に管制業務を始めたばかりだった。

離陸を待つ航空機が並ぶ那覇空港の滑走路=10日午後7時50分(金城健太撮影)

 那覇空港事務所によると、午後5時30分ごろから上空の飛行機の混雑のために出発便を5~10分おきに離陸させる制限をし、午後8時半ごろ制限を解除した。

 午後9時現在までに、全日空(ANA)や日本航空(JAL)などの発着便で最大約2時間の遅れが出たほか、ANAは那覇空港と関西空港を結ぶ2便が欠航、JALは那覇と伊丹空港を結ぶ1便は、目的地を関空に変更するなどの影響が出た。

 神戸管制部は、鹿児島県の離島や沖縄県の上空の管制を担当する。同省は周辺で飛行する航空機の数を抑制したほか、代替のシステムも稼働させた。

 豊見城市の男性(40)と女性(30)の夫婦は2歳と0歳の子どもたちと青森県に帰省した帰りに、那覇行きの便に乗る予定の羽田空港で足止めとなった。1時間ほど到着が遅れ、男性は「この後、予定があったが行けなくなった」。女性は「疲れました」と話していた。

 午後4時半発の福岡便に搭乗予定だった那覇市の女性(40)は機体の到着遅れもあり、管制トラブルに巻き込まれた。搭乗口前で1時間、機内でも1時間半待たされた。

 「シートも倒せず体が痛い。機内はガソリン臭もして気分が悪くなった。福岡には迎えの人を待たせており、いつ飛ぶか分からない状況はストレスがたまる」と話した。