国交省は15日、新設したばかりの「神戸航空交通管制部」でシステムトラブルが相次いだことを受け、これまで沖縄周辺空域の管制業務を行っていた那覇の施設に、同日正午からいったん機能を戻したと発表した。新システムの再確認を行い、年内をめどに神戸航空交通管制部での運用再開を目指す。

離陸を待つ航空機が並ぶ那覇空港の滑走路=10日午後7時50分(金城健太撮影)

 那覇空港上空付近を飛ぶ航空機に指示を出す神戸航空交通管制部は、1日の発足直後にシステムトラブルが起き、9日にシステム移行した。正式運用が始まった10日夕方にはサーバーに蓄積されるデータ量が多く負荷がかかり処理できなくなる不具合が生じ、那覇空港発着の85便に30分以上の遅れが生じた。

 管制官や機材のメンテナンスにあたる職員など一部は那覇から神戸に移っていたが、那覇に機能を移すことで従来の100人規模に戻す。10日に発生したトラブルの原因となったプログラムの改修は終えているが、那覇で運用する間に、新システムの再確認をするという。

 国交省は「システムに潜在的な不具合がないか新システムを詳細に再検証する。今後このような航空機遅延がないようにしたい」と語った。