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「天性のものあった」 気が優しい山川、冷静な多和田 高校恩師が語る、西武の沖縄コンビ

2018年10月16日 18:24

 17日からプロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージが始まる。パ・リーグ本塁打王の山川穂高(26)と最多勝の多和田真三郎(25)。西武をけん引する2人の若獅子は、ともに中部商業高校出身だ。監督として指導した盛根一美さん(66)は、教え子たちの活躍に「3年間を過ごした子どもたちが、プロ野球の最高峰となる個人タイトルを同時に受賞した。指導者冥利(みょうり)に尽きる」と感嘆の声を漏らした。(我喜屋あかね)

(左から)中部商高時代の山川穂高と多和田真三郎

多和田真三郎のリリースポイントについて解説する盛根一美さん=9日、浦添市内

中部商高時代の山川穂高。4番として、高校通算27本塁打を放った

中部商高時代の多和田真三郎。大きく沈み込むフォームは現在と変わらない

(左から)中部商高時代の山川穂高と多和田真三郎 多和田真三郎のリリースポイントについて解説する盛根一美さん=9日、浦添市内
中部商高時代の山川穂高。4番として、高校通算27本塁打を放った
中部商高時代の多和田真三郎。大きく沈み込むフォームは現在と変わらない

中部商業出身

 山川について「能力は高いけど、気が優しかった」と話す盛根さんは、下級生の頃、試合中は先輩の後ろに下がり、目の届かないところで準備していた姿を覚えている。「先輩を差し置いて出るのを遠慮していた。自分じゃなくて、先輩が先じゃないかと」

 多和田も感情をあらわにせず、マウンドではポーカーフェースだった。うれしいときも表情をほとんど変えず、淡々と冷静に投げ続け、「のんびり屋でおっとり。僕らからよく叱咤(しった)激励されることが多かった」と振り返る。

練習おかわり

 それでも、2人の練習への姿勢には目を見張るものがあった。山川のボールをたたきつぶすようなライナー性の打球は、当時と変わらない。飛ばす力は天性のものがあったが、変化球が苦手だった。「練習メニューが終わっても、『おかわりください』と。左脇を締めて腕を畳み、押し込む力が強くなった」と努力を重ね、長距離打者としての才能をめきめきと伸ばした。

 多和田の柔らかい下半身を生かした、右膝に土が付くほど沈み込むフォームは、高校入学時に既に身に付いていたものだ。キレのあるスライダーや、ホップして球速以上に伸びる直球が持ち味で「スタミナがあり、点を取られても多和田が粘ることで逆転できた。下半身を強化し、持久力はかなりついた」。3年夏の県大会は決勝まで、ほとんど1人で投げ抜いた。

2人とも誇り

 今季の躍進を、「穂高は僕が指導した中でも1、2位を争う右打者。差し込まれてもスタンドまで運ぶ背筋力がすごい。サブロー(多和田)も良くて10勝と思っていたが、順調に伸びてエース格まで成長した」とファンとして、指導者として誇りに思う。「2人とも僕にとっては高根の花。おめでとう、よく頑張ったと言いたい」と目を細めた。

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