九つの有人島からなる沖縄県竹富町の全11小学校の児童308人で制作した「みんなでつくる竹富町人生ゲーム」が完成し、16日、町役場でお披露目された。ルーレットの数でこまを進めて楽しむボードゲーム。「牛まつりで夢の牛が当たった」(黒島)など同町の島ならではのイベント満載で、児童らは制作を通し島々の魅力を再発見した。

竹富町の全小学生が関わった「竹富町人生ゲーム」の巨大パネルを背に笑顔をみせる児童ら=16日、石垣市・竹富町役場

 町制施行70周年記念事業の一環で、発売50周年を迎えた「人生ゲーム」を手掛けるおもちゃメーカーのタカラトミーが協力した。同社は昨年、東京の1小学校を対象に行っているが、自治体ぐるみの「人生ゲーム」制作は全国で初めて。

 1、2年生がイラストを、3年生以上がマス目のイベント内容を考え、約4カ月かけて縦1・8メートル、横2・7メートルの巨大ボードが完成。「イリオモテヤマネコの親子を激写」「台風で閉じ込められた」などユニークなイベントが盛り込まれている。26日まで石垣港離島ターミナル内に展示する。

 完成発表会で、同社の池田源課長補佐は「地域学習につながり、人生ゲームを通じて各学校が一つにつながった」と成果を語り、各小学校に大型タペストリーや全児童に配布する人生ゲームシートを贈呈した。

 西大舛高旬町長は「ふるさとを愛する人材育成に寄与する教材」と期待。仲田森和教育長は「竹富町の財産と言える内容。活用して児童に竹富町全体をさらに学んでほしい」と述べた。

 鳩間小5年の松田梨李さん(11)は「ヤギや音楽祭のことなど島の特徴を書いた。低学年が描いた絵もにぎやかでいい。ほかの島はどんなことが書かれてるかも楽しみ」と声を弾ませた。