自動車部品大手のトヨタ紡織と名古屋大は17日、月の満ち欠けによる生き物への影響を解明する共同研究を始めたと発表した。月の周期で変わる地球上の重力に合わせ、光や食事を与えるタイミングを調整し、植物の成長を早めたり、動物を肥満になりにくくしたりできる可能性がある。

 起潮力の変化に合わせて照明を調節して育てたレタス(右)と通常栽培のレタス(トヨタ紡織提供)

 着目するのは潮の満ち引きを起こす「起潮力」だ。地球の遠心力と、月や太陽の引力で発生する。天体の位置関係で起潮力は変わり、地上の重力に影響する。周期は月の満ち欠けで分かる。

 トヨタ紡織の鬼頭修専務理事は名古屋市で開いた記者会見で「研究成果を食料生産や健康の促進に生かし、社会に貢献したい」と話した。(共同通信)