福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東京電力旧経営陣3人の公判は17日午後も東京地裁(永渕健一裁判長)で続き、武藤栄元副社長(68)は被告人質問で「最善の努力をしてきたつもりだが、事故を防ぐのは難しかった」と述べ、注意義務は果たしていたとの認識を示した。

 東京電力旧経営陣3人の第31回公判が行われた東京地裁の法廷=17日午前

 3人は「事故は予測できず、対策を講じても防げなかった」と無罪を主張。この日の公判で、武藤元副社長は「教訓を積み重ねれば対策を取れるが、事故前には教訓がなかった」と説明した。

 武藤元副社長の被告人質問は16日に続き2日目。次回の19日は武黒一郎元副社長(72)が予定されている。(共同通信)