油圧機器メーカーのKYBと子会社による免震・制振装置データ改ざん問題で、製品の性能をチェックする検査員が1人しかいなかったことが18日、分かった。特定社員への過剰負担が不正行為の常態化につながった公算が大きい。性能検査の基準を外れた製品のほぼ全てを改ざんして出荷していたことも判明。免震・制振装置で4割程度のシェアを持つ国内トップメーカーでありながら、安全性を軽視していた実態が浮き彫りになった。

 KYBは19日、不正な装置や不正の疑いがある装置を使っている全国の建物986件のうち、所有者の了解が得られた物件名を公表する。(共同通信)