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那覇市長選挙:いま私が訴えたいこと 両候補に聞く

2018年10月19日 07:18

 21日投開票の那覇市長選は、新人で前県議の翁長政俊氏と、現職の城間幹子氏の一騎打ちとなっており、三日攻防に突入した。両氏に告示後の手応えや終盤の取り組み、有権者へのアピールなどを聞いた。

那覇市長選挙(左から)握手で支持を訴える翁長政俊氏と城間幹子氏=18日、那覇市内

【翁長政俊氏】予算獲得力で公約実現

 ―告示後の手応えは。

 「街頭に立つと手を振ってくれる人も増え、日に日に反応が良くなっている。ある団地で演説していると、住民がベランダまで出てきてくれて手を振ってくれた。ツイッターでもフォロワーが2500人を超えるなど、支援の広がりを感じる」

 「やはり現職に知名度は劣る。だが私は那覇市で7回選挙を戦い、いわば市民に育てられた。保守層には知名度がある」

 ―市長選で問われていることは。

 「市が抱える課題をどう解決できるか、が問われている。城間市政は給食費の値上げや妊婦歯科健診の廃止など、少子化対策の流れに逆行してきた。予算のなさを理由にしながら、沖縄担当大臣への予算要請は2度のみだ。現職は予算に関心がなく、何をやりたいのかビジョンが見えない」

 「私なら事業の補助率向上などを直訴し、市民サービスを向上させる」

 ―終盤の取り組みは。

 「3~4割を占めるとされる無党派層に政策を浸透させるため、街頭に出てスキンシップを取りたい。特に若い世代に向けて、教育クーポンの導入や給食費無償化などの子育て政策を訴える」

 「これまで投票を棄権した人たちにも関心を持ってもらいたい。期日前投票の利用も呼び掛け、投票所に足を運んでもらう」

 ―有権者にアピールを。

 「公約を実現するために必要な予算をどう確保するかが、私の腕の見せ所だ」

 「子育て政策のほか、市経済の大動脈ともいえる那覇港の海浜エリア一帯開発、特別養護老人ホームの整備拡充など11分野75の公約を掲げている。各省庁に使える支援制度はないか精査し、政府には他の事業の補助率を上げるよう要請する。行財政改革もし、市長給与もカットして実を切る改革をする」

 「現職とは違う実現力、推進力がある。子どもに夢を与える事業が必要だ」

 (聞き手=那覇市長選取材班・宮里美紀)

【城間幹子氏】市民目線でより丁寧に

 ―告示後の手応えは。

 「地域を回ると『保育園に入れました』『学校へのクーラー整備ありがとう』という声が届く。1期目4年間の政策が浸透していると感じる。街頭演説では、走り寄ってくれる人、車を止めて聞いてくれる人もいて、手応えを感じている」

 ―市長選で問われていることは。

 「今回の選挙は、城間市政を継続するか、が問われていると思う。1期目は協働によるまちづくりなどの『地域づくり』、『子育て支援』、中心市街地活性化などの『経済発展』の3施策を重点的に取り組んだ。2期目はさらに推し進めていくほか、よりこまやかな施策を市民目線で展開する」

 「翁長雄志前知事の遺志を引き継いだ玉城デニー新知事と連携し、風格ある県都那覇市のかじを取る市長を、市民に選択してもらう選挙だ。玉城知事とは基地問題に対する気持ちは一つだ。那覇市で私が勝つことが玉城知事の後押しになる。基地のない平和で豊かな自立した沖縄の姿を選ぶのかも問われている」

 ―終盤の取り組みは。

 「街頭演説や遊説で多くの場所に顔を出し、たくさんの人に声を届けたい」

 「選挙権を初めて持った若者たちに政治は身近にあるものだと感じてもらいたい。若者が那覇市を、沖縄県をつくっていく。若者にも声を掛けていきたい」

 ―有権者にアピールを。

 「教育者の経験や女性の目線は政治家としての強みだ。教員時代には、指導していた中学生、後ろにいる保護者の人生を追体験させてもらい、幅広い考えにつながった。待機児童問題も保育園に預けることができれば女性が働ける、社会に参画できるという広がりも含めて市政運営の1丁目1番地に掲げて取り組んだ」

 「県内自治体をリードするフロントランナーとしての役割を果たし、住み続けたいと思う那覇市を市民とともにつくっていきたい」(聞き手=那覇市長選取材班・浦崎直己)

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