県地域保健課は17日、県内で新たに風疹(三日はしか)患者2人を確認したと発表し、県民に注意喚起した。今年に入って県内での風疹患者の確認は計4人となった。

 新たな患者は那覇市の20代女性と40代男性で、いずれも県内で感染したと推定される。国内では首都圏を中心に流行が拡大していて国立感染症研究所の集計では今年に入り7日までに1103人の報告がある。

 風疹の感染防止には予防接種が重要で、定期予防接種の第1期(1~2歳未満)と第2期(小学校入学前1年)の対象者は早めに予防接種(MRワクチン)を受けるよう呼び掛けている。また、国の調査によると、30~50代の男性は定期接種の時期から外れ、免疫が不十分な世代とされており、抗体検査や予防接種の検討を促している。同課によると、県内にはワクチン約2900本(16日現在)の在庫がある。

 主な症状は発疹と発熱、リンパ節の腫れだが、感染しても症状が出ない人も15~30%程度いるという。接触やせき、くしゃみなどによる唾液のしぶきで感染する。風疹が疑われる場合、事前に医療機関へ連絡した上で受診するよう注意喚起している。風疹に対する免疫が不十分な妊婦が妊娠初期に感染すると、赤ちゃんの目や耳、心臓に障がいが起きる恐れがある。