青森県議2人のブラジル視察は同県五所川原市の情報発信事業に随行しただけの観光旅行に当たり、県の公金支出は違法として、市民団体が旅費計約144万円を返還させるよう三村申吾知事に求めた訴訟の判決で、青森地裁(飯畑勝之裁判長)は19日、訴えを認めて知事に返還請求を命じた。

 判決理由で飯畑裁判長は「2人は市職員に終始同行し、独自の情報収集をした形跡はない。報告書も市の復命書案を県議会事務局職員が手直しして、県議らは押印しただけだ」と指摘。市からの聞き取りで情報収集はできたとして、費用対効果の面でも視察の必要性を否定し、県議会の派遣決定を違法と結論づけた。(共同通信)