リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を巡り、静岡県の川勝平太知事は19日の記者会見で、県側に歩み寄る姿勢を見せたJR東海が示した基本協定案について「やや中途半端だ」と不満を述べた。その上で、県の有識者会議で内容を議論するとした。

 静岡県庁で記者会見する川勝平太知事=19日午後

 協定は、県が窓口となりJR東海と県内の利水者団体が協議していた。17日に同社が示した案は、トンネル工事で湧き出す地下水の全量を川に戻すと明記。川勝知事は一定の評価をしながらも「『原則として』というのが中途半端。確実に全量を戻す、でなければならない」と指摘した。(共同通信)