沖縄県の国頭村出身や在住の若者が中心となって初めて企画したイベント「HONEN Fes!!!」が14日、国頭浜漁港特設会場で開催された。地域から借りたハーリー船、大綱をオブジェとして会場に置き、伝統文化への思いを込めた空間を演出した。ステージではエイサーのほかラップ、ロック、ソウルミュージックを若者が歌い、盛り上げた。

「良いだしが取れておいしいですよ」とハブスープを勧める女子会メンバー=14日、国頭村浜

 会場には「ハブスープ」を提供するブースも現れた。出店はやんばるの生き物が好きな「国頭キモうま女子会」のメンバー。

 ぶつ切りにしたハブを塩と泡盛でもんで漬け込み、お湯で煮込んだ特製スープに、来場者も興味津々。ハブ肉を口に運んだ松村裕乃さん(30)=糸満市=は「すごい。手羽先か鶏皮みたいで意外にイケる」と完食した。

 やんばるの生態系を構成するハブは、猛毒のため厄介もの扱いされがちだが、必要な存在と女子会メンバーは言う。徹底的な駆除ではなく、すみ分けが大事と主張する。山口貴子さん(33)=名護市=は「ハブを食べてもらうことで理解を深めてほしい」と話した。

大綱オブジェ 空間演出

 地元名物のハイケイを使った飲食店ブースもあり、ワークショップコーナーではリュウキュウマツやアダンを使った小物作りも盛況だった。

 企画をサポートした久保勇人さんは「今回は村出身で外に出ていった若者たちも戻って関わってくれた。若い人が地元の文化や良さを再確認し、大綱引き、豊年祭といった催しにも関わるきっかけになればいい」と話した。