薬物事件の再犯防止に向け、厚生労働省が、執行猶予判決を受けた初犯者にカウンセリングなどの薬物乱用防止プログラムを直接指導する専門職員を全国の麻薬取締部に配置する方向で検討していることが21日、関係者への取材で分かった。専門職員は医療機関や地域との橋渡し役として、社会復帰を促す役割を持たせる。関係機関と調整し、早ければ来年度から実施する。

 厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京都千代田区霞が関

 こうした専門職員の麻薬取締部への配置は初めて。プログラムを受ける対象として想定しているのは、覚醒剤使用など薬物事件で摘発され、保護観察が付かない執行猶予判決を受けた初犯者。これまでの統計では毎年3千人程度いるという。(共同通信)