365日、喜劇の女王の舞台を披露してきた「仲田幸子芸能館」(那覇市松山)が来年1月31日で閉店する。入居するビルの取り壊しに伴い、37年掲げてきた看板を下ろすことになった。次の営業場所は決まっていないが、仲田幸子さん(86)は「仕事場というよりも住んでいたような場所なので寂しい。まだまだ続けたい」と意欲的だ。

こっけいな仕草で舞台を盛り上げる喜劇の女王・仲田幸子さん=22日、那覇市松山・仲田幸子芸能館(下地広也撮影)

 店は1982年に那覇市久茂地でオープンし、2008年に現在の松山へ移転。盆、正月、台風の日でも店を開けてきた。

 連夜繰り広げられる軽快な民謡とトークで県内外のファンを楽しませてきた。

 仲田さんは「舞台だけでなく芝居の稽古や打ち合わせと、何をやるにもこの店だった。閉めるのは残念だけど、ビルが古くなっているから仕方ない」と声を落とす。

 大きな会場での公演は来年いっぱいで終える予定だというが、まだオファーはある。仲田さんは「お客さんの笑い声が生きがい」と言い切り、現役にこだわり続ける。

 店のもう1人の看板である孫のまさえさん(46)は二十歳のころから祖母と共演。「おばあちゃんは休むことが嫌いで寂しがり屋なので、早く次のお店の場所を探したい」と話した。

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