沖縄セルラーアグリ&マルシェ(國吉博樹社長)と食品の企画・開発を手掛けるフードリボン(千葉県、宇田悦子社長)は22日、大宜味村産シークヮーサーを使ったアロマオイルやサプリメントなどの商品を開発、販売する「『KISEKI』プロジェクト」を発表した。「世界自然遺産支援」として売り上げの一部を国頭、大宜味、東の3村などでつくる同遺産推進協議会に寄付するなど、地域貢献も目指す。

沖縄の果実シークヮーサー

大宜味村産シークヮーサーを使った「KISEKI」プロジェクトの商品

「KISEKI」プロジェクトの始動をアピールする(右から)國吉社長、宮城大宜味村長、伊集東村長、宇田社長=22日、大宜味村役場

沖縄の果実シークヮーサー 大宜味村産シークヮーサーを使った「KISEKI」プロジェクトの商品 「KISEKI」プロジェクトの始動をアピールする(右から)國吉社長、宮城大宜味村長、伊集東村長、宇田社長=22日、大宜味村役場

ソニー製品に採用

 両社は果実の「爽やかなかんきつの香り」に焦点を当てた商品開発を進める。開発したアロマオイルはソニーの携帯型のアロマ発生装置「アロマスティック」で利用するカートリッジ「沖縄県大宜味村の大地を感じるシークヮーサーの香り」として採用され、7月に発売された。

 さらにミックスジュースやキャンディー、従来は廃棄していた果皮なども生かしたサプリメント、化粧水やせっけんなども開発中で、11月末までには発売する予定。アグリ&マルシェ運営のネット通販サイト「沖縄CLIPマルシェ」で販売するほか、県内外で販路を開拓する。3村での果実の収穫体験も実施し、商品を共同開発する企業も増やしていく。

沖縄を記憶させたい

 22日に大宜味村役場で会見した宇田社長は「シークヮーサーの香りを、沖縄を代表する、沖縄をイメージさせる香りにしたい」と説明。空港や宿泊施設で「シークヮーサーアロマ」が香るよう各施設に働き掛け、「観光客の五感にアプローチして、沖縄を記憶させたい」。

 國吉社長は「香りで沖縄を連想させ、3村に足を運んでもらえるような商品を作りたい」と強調した。

 大宜味村の宮城功光村長は「村産シークヮーサーの販路が拡大し、遺産登録への協力ももらえる」と歓迎。東村の伊集盛久村長は「村特産のパインの使用にも期待する。多くのやんばる産の商品が生まれてほしい」と要望した。