陶芸家で沖展会員の親川唐白さん(73)の個展「琉球花三島 親川唐白陶芸展」(主催・沖縄タイムス社)が23日、那覇市久茂地のタイムスギャラリーで始まった。鋭い感性と技術の粋が凝縮した作品約230点が並ぶ。28日まで。入場無料。(12面に展評)

陳列された作品に見入る来場者=23日午後、那覇市久茂地・タイムスギャラリー

 朝鮮王朝から伝わった「三島手」に、独自に加えた「琉球花三島」の技法で制作した壺や香炉、茶碗(わん)、酒器などが並ぶ。作陶45周年を記念した個展だが「回顧的な展示でなく、工夫を怠らず新しいことを見せたい」と話す親川さん。「花三島」に鎬手(しのぎて)の技法も施した大鉢も制作した。

 昨年10月に生み出した初出品の「琉球緋文茶碗」は50点余。器一つ一つに異なる景色を表現している。親交がある玉城デニー知事も訪れ、見入っていた。会期中は裏千家流(26日)と表千家流(27日)が、茶器を使った呈茶席も設ける。

 展覧会は沖縄タイムス創刊70周年記念の一環。同日夜、開かれたセレモニーで武富和彦社長は「日々の生活で使って、暮らしが豊かになる作品を数多く作っている。何度も足を運んで見てほしい」と来場を呼び掛けた。

 展示は午前10時~午後6時(最終日は午後5時)。問い合わせは沖縄タイムス社読者局文化事業部、電話098(860)3588。