【東京】文化庁は24日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の補助機関が、宮古島のパーントゥなど8県10件の伝統行事で構成する「来訪神 仮面・仮装の神々」を無形文化遺産に登録するよう勧告したと発表した。11月26日~12月1日までインド洋のモーリシャスで開かれるユネスコ政府間委員会で、勧告通り登録が決まる見通し。沖縄関係では2010年の「組踊」以来2件目となる。

泣く子どもを抱きかかえるパーントゥ=2013年10月7日、宮古島市平良島尻

 来訪神は仮面をかぶったり仮装をした人が「神」として家々を訪れ、怠け者を戒めたり幸福をもたらしたりするとされる行事。宮古島のパーントゥは旧暦の9月上旬に行う島尻自治会と、旧暦の12月最後の丑(うし)の日に行う野原部落会が保護団体。地域とその人々の災厄をはらい、幸いをもたらすとされる。

 10件はいずれも国の重要無形民俗文化財に指定されている。政府は17年3月に「地域の結びつきや世代を超えた人々の対話と交流が深められている」などとして登録申請した。文化庁によると、補助機関は「地域文化の多様性を示しており、保護対策も取られている」と来訪神を評価した。