看板メニューは大(750円)、中(650円)、小(400円)選べる「八重山そば」。鶏がらと豚骨をじっくり煮込んで仕上げた自慢のだしはうま味たっぷりで、少し濃いめながら癖を感じさせない味わい深さが魅力。麺と一緒にすすると舌が喜び、思わず一気に食べてしまった。

日替わりの小鉢も多彩でうれしい「そば定食」(850円)。定食は白飯かジューシーが選べる。

麺380グラムでボリュームも自慢の「八重山そば(大)」(750円)を手にほほ笑む店主の下地麻由美さん(中央)=石垣市大川・めし屋つるかめ

めし屋つるかめの場所

日替わりの小鉢も多彩でうれしい「そば定食」(850円)。定食は白飯かジューシーが選べる。 麺380グラムでボリュームも自慢の「八重山そば(大)」(750円)を手にほほ笑む店主の下地麻由美さん(中央)=石垣市大川・めし屋つるかめ めし屋つるかめの場所

 オープンは2017年5月。高校卒業後から料理一筋で奮闘する下地麻由美さん(29)が、母初美さん(57)の強い後押しとフィアンセの「けんちゃん」こと大底健一さん(31)らの協力を得て開業した。

 高校時代は「料理人になるとは思わなかった」という麻由美さん。飲食業を長年営んできた母の紹介で「流れに身を任せて」料理に携わる中、店の先輩から浴びせられた「10代の小娘、女にはできない」の一言に奮起。北海道や那覇市のホテル厨房(ちゅうぼう)で修業を重ねた。「見とけよって思いで本腰入れました」と笑う。

 自慢のだしは、母仕込みの「家の味」。鶏がらと豚骨を10時間近くじっくり煮込んでだし骨から油を多めに引き出し、塩としょうゆでうま味を調えている。揚げ物やチャンプルーなどの定食やカツ丼も人気。定食はすべて日替わり小鉢付きで、「そば定食」(850円)以外でも「ミニそば」が付くのがうれしい。

 店は初美さんとけんちゃんも厨房に入って切り盛り。地元客を中心に口コミでリピーターは増加中で、目指すのは家庭の味を求める人々が気軽に集えるアットホームな食堂だ。麻由美さんは「ここに来たら『あ、みんないる』みたいな感じで、くつろげるお店になれば」とほほ笑んだ。(八重山支局・新垣玲央)

 【お店データ】石垣市大川287の2。営業はランチが正午~午後3時半。夜は午後6時~午前0時。木曜定休。カウンター席含め25席。電話0980(82)0667。