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  • 県内の小中高・特別支援校のいじめ認知。件数は過去最多の1万2580件
  • ふざけ合いや軽く押されたことなども認知した点が背景に
  • いじめの79%が解消。県教育庁「ささいなことを見逃さず、早期解決」

 沖縄県と文部科学省は25日、いじめ、暴力行為などの状況を調べた2017年度問題行動・不登校調査の結果を発表した。県内の国公私立小中高、特別支援学校のいじめの認知件数は1万2580件で、前年度より98件増えて過去最多を更新した。千人当たりの認知件数は60・7件で、全国30・9件の約2倍に上る。小中高校の暴力行為の発生件数は2042件(前年度比597件増)で、特に小学校では1247件(同544件増)と増加が目立った。

小中高特別支援校のいじめ 1,000人当たりの認知件数

不登校 小中で増加

 小中学校(国公私立含む)の不登校児童・生徒は2589人で、前年度より176人増加した。私立を含む高校の不登校者数は1284人と前年度から226人減少したが、千人当たり27・6人と全国平均15・1人を上回っている。中途退学者は前年度比18人増の1116人で、中退率2%(全国1・3%)と全国で最も高かった。県立高校の不登校の要因は「無気力」40・0%で「その他」24・7%が続いた。

 いじめの認知件数は、小学校の1万1385件が大半を占めた。中学校は1005件、高校173件、特別支援学校は17件だった。いじめのうち解消しているものが9938件(79%)、解消に向けて取り組み中が2625件(20・9%)だった。

 暴力行為は対教師暴力が137件、生徒間暴力1534件、対人暴力76件、器物損壊295件だった。千人当たりの発生件数は10件で全国3番目の高さだった。

 いじめや暴力行為の認知件数の増加の背景には、ふざけ合いや軽く押されるなども積極的に認知するよう、文科省が求めていることもあるとみられる。県教育庁は「ささいなことを見逃さず、早期解決に努めた結果」と分析している。