タイムス女性倶楽部の第45期1回目の講演会が28日、那覇市内であった。テレビやラジオでも活躍する落語家の立川談笑さんが「落語に学ぶコミュニケーション力」と題して講話。落語を引用して意思疎通の難しさをこっけいに伝え、コミュニケーションのこつを助言した。

人とのコミュニケーションにまつわる体験談を紹介する立川談笑さん=28日、那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ

 披露したのは古典の「金明竹」。間の抜けた店の小僧や津軽なまりの客に、骨董(こっとう)屋の夫婦が振り回されるストーリーだ。常識や言葉が通じない相手と骨董屋の的外れなやりとりに、会場は何度も笑いに包まれた。

 立川さんは、高座に上がる際の心掛けとして「発信する以上に、お客さんの表情や反応を『受信すること』を大切にしている」と説明。「一番大事なのはコミュニケーションの相手を愛すること」と強調し、対象を好きになれば自分自身も楽しく、相手からの印象も変わるとアドバイスした。

 宜野湾市から訪れた奥間ゆかりさん(55)は「たくさん笑えて会話術も参考になった。相手を愛することを実践していきたい」と話した。