沖縄県浦添市仲間のANA SPORTS PARK浦添(浦添運動公園)内の遊具広場で、除草のために農薬が散布されていたことが29日までに分かった。同公園を所管する市教育委員会は「散布した薬品について人体や環境への悪影響はない」と安全性を強調した上で「近隣住民の皆さまに心配を掛けたことはおわび申し上げる」と陳謝した。

農薬を散布した斜面の草だけ枯れて茶色に変色している広場の芝生=浦添市仲間のANA SPORTS PARK浦添

農薬を散布した斜面の草だけ枯れて茶色に変色している広場の芝生=浦添市仲間のANA SPORTS PARK浦添

農薬を散布した斜面の草だけ枯れて茶色に変色している広場の芝生=浦添市仲間のANA SPORTS PARK浦添 農薬を散布した斜面の草だけ枯れて茶色に変色している広場の芝生=浦添市仲間のANA SPORTS PARK浦添

 市教委文化スポーツ振興課によると、9月17、18の両日、同公園の指定管理者「てだこサンサン共同企業体」の作業員が除草のために植物成長調整剤を散布。広場の斜面部分のみ、芝生が枯れて茶色に変色しているのに近隣住民が気付き、市に指摘した。

 公園管理の現場責任者によると、薬剤の散布は今回が初めて。雑草の伸びが早く、作業効率や斜面で除草機を使う作業員の安全を考え薬剤を散布したという。

 散布した日は、作業中に監視員を1人置き、風向きなどに配慮しながら一般の人が立ち入らないように対策したが、事前の周知や作業後の立ち入り禁止の警告はしていなかった。

 現場責任者は「希釈濃度は基準値の範囲内だが、薬剤をまき過ぎたのはミスだった」と認め、「今後は薬剤は使わず人力で除草作業に取り組む」と話した。

 広場には遊具があり、子どもたちも遊びに訪れる。文化スポーツ振興課の玉城尚課長は「市民に不安を与えることがないように、今後は薬剤を使用しないよう指定管理者に指導するとともに、チェック体制も強化していく」と話した。