止められません、あなたたちを。とにかくノンストップ。彼らの中心で、膨大なエネルギーを発している男、彼の名は若松孝二。映画を、人を、愛している。だからってそんなに横暴でいいのか?自由でいいのか?彼ならいいんだ。誰にもまねできない、唯一無二の男・若松孝二監督、そして彼と共に青春を駆け抜けた男たちの、「熱」を焼き付けた作品。

「止められるか、俺たちを」

 1969年、若松プロダクションには、映画を志すエネルギッシュな若者たちが集まっていた。「2年で監督させてやる」。とんでもない約束を堂々と言い放つ若松孝二も、当時は30代そこそこ。年に何本も映画を撮り、プロデュースし、ヒットさせてしまう荒技・豪腕ぶりに、必死でついていくうちにメキメキと成長する若者たち。若さを持て余す暇もない。正しい青春の使い方を見た。(桜坂劇場・下地久美子)

◇同劇場で3日から上映予定