沖縄県の浦添運動公園内の広場で除草剤がまかれていた問題で、新たに浦添市宮城の大宮公園に面した遊歩道の植栽帯でも、市へ報告せず除草剤が散布されていたことが2日分かった。浦添運動公園を含めた市内の薬剤散布の発覚は4件目。いずれも市は、公園の指定管理者による散布の事実を把握できていなかった。

除草剤が散布され、草花が枯れた遊歩道の植栽帯=2日、浦添市宮城

 市は運動公園への散布を受けて2日までに、市内107カ所の公園を指定管理している「浦添公園管理共同企業体」に聞き取り調査を実施。本年度の薬剤散布は2件との報告を受けていたが、それとは別の散布が明らかになった。

 同企業体によると、今年6月と7月の計2回、現場の判断で除草剤が散布されたという。近くの住民は「雑草や木が根から枯れているので不思議に思っていた。民家が近いので心配だ」と不安を口にした。

 市は一連の問題を受けて、仕様書の見直しやガイドラインの策定を進める方針。所管する市美らまち推進課は「仕様書に薬剤の使用について具体的な表記はなく、事前協議の徹底など指定管理者への指導ができていなかった」と管理責任を認め、ガイドラインへ除草方法の具体的な事項を明文化するとした。

 浦添公園管理共同企業体は「現場の判断で薬剤を使用してしまい、組織内の連絡も行き届いていなかった。改めて現場への指導を徹底する」と述べた。