沖縄タイムス+プラス ニュース

玉城デニー知事就任1カ月 その課題とは

2018年11月4日 05:12

 玉城デニー沖縄県知事は4日、就任から1カ月を迎えた。対話での解決を訴える名護市辺野古の新基地建設問題では、安倍晋三首相、菅義偉官房長官との面談が早々に実現した。一方で、県の「切り札」ともいわれた埋め立て承認撤回の効力を止められ、国の工事は再開している。知事選で改めて示された「辺野古ノー」の民意を受け、玉城知事は政府に対し、工事を1カ月間中断した上で、県と協議するよう正式に要請する考えだ。(政経部・福元大輔、嘉良謙太朗)

玉城デニー知事

玉城デニー知事の語録

玉城デニー知事 玉城デニー知事の語録

旬な時期

 「最も旬な時期だからこそ、全力疾走している」

 与党県議の一人は知事の1カ月間の動きをこう評価する。翁長雄志前知事の就任から3年8カ月を振り返り、県民に支持され、国民の関心が高まる就任直後の重要性を実感する。

 知事は、10月31日に日本記者クラブで記者会見し、日米安保条約の負担が沖縄に集中する状況を説明した。9日には日本外国特派員協会での記者会見、その後に訪米も予定しており、「旬」を逃さず、矢継ぎ早に国民、国際社会への訴え掛けを強めている。

 ただ、日米両政府が辺野古移設計画推進の姿勢を崩す気配はない。県は法律論争で正当性を主張しても、国側勝訴になれば、問題が行き詰まることを前県政で経験している。

対話を優先

 玉城県政では、承認撤回の効力停止に対し、ただちに国地方係争処理委員会に申し出ることなく、対話を呼び掛けることを優先した。国が工事を再開した1日、知事は記者団に「対話によって解決策を導きたいというのが、私のかねてからの政府に対する要望だ」と引き続き対話を求める考えを強調している。

 翁長前知事が「8~9割を費やした」というように基地問題の比重が大きい中で、玉城知事が公約に掲げる「誰一人取り残さない社会」「新時代沖縄」などを、予算編成などを通し、どのように具現化するかも、大きな課題となりそうだ。

「沖縄の基地問題」もっと詳しく。有料会員ならこんな記事も読めます。

 「翁長が恋しいです」流れ呼んだ妻の訴え 沖縄県知事選

 住宅の上を飛ばないで…「これってそんなに難しいお願い?」

 基地維持に「沖縄差別」を利用する米国 日本人の沈黙が支える過重負担

購読者プラン/デジタル購読者プランの会員なら、電子新聞も有料記事も読み放題! 


これってホント!? 誤解だらけの沖縄基地
沖縄タイムス社編集局編
高文研
売り上げランキング: 24,236

あわせて読みたい

関連リンク

沖縄タイムス+プラス ニュースのバックナンバー

沖縄関連、今話題です(外部サイト)

JavaScriptをOnにしてください

アクセスランキング

ニュース 解説・コラム

注目トピックス

沖縄タイムスのお得な情報をゲット!

友だち追加
LINE@

沖縄タイムスのおすすめ記事をお届け!

友だち追加
LINE NEWS