琉球王国時代に中国から伝わり、独自の発展を遂げ、広く庶民に普及した三線が7日、国の伝統的工芸品に指定された。経産省が官報に掲載した。県内からの指定は2017年の「南風原花織」以来で、16品目となる。楽器が指定されるのは全国で2件目。

(資料写真)三線

 沖縄県三線製作事業協同組合は、県産三線普及ブランド化委員会を16年に発足させ、ブランド化事業の一環として指定を目指してきた。同組合が経産省に6月末に申請し、8月の伝統的工芸品指定小委員会での審議などを経て、正式に決定した。

 指定を受け、生産者の後継者育成や販路開拓、技術の伝承などに対して、経産省からの補助金が得られる。

 同組合理事長の渡慶次道政氏は「感無量でうれしい。三線の普及・ブランド化に取り組みたい」と話した。

 国の伝統的工芸品の指定には、日用品であることや100年以上続く伝統的な技術・技法であることなどの五つの要件がある。