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基地内のHH60ヘリ事故 嘉手納町議会が抗議決議 迅速な情報提供求める

2018年11月8日 11:32

 米海軍のHH60ヘリ2機が嘉手納基地内で移動中に衝突事故を起こしたにもかかわらず日本側に通報がなかった問題で、嘉手納町議会(徳里直樹議長)は8日、臨時議会を開き、事件・事故の通報基準を見直し、米軍施設区域内外を問わず正確で迅速な情報提供をするよう求める抗議決議を全会一致で可決した。事故の原因を徹底究明し、実効性ある再発防止策を講ずることも求めた。

HH60ヘリの同型機=6日、嘉手納基地(読者提供)

 事故は10月9日に発生したが、米側から日本側への通報はなく、沖縄防衛局から町に情報提供があったのは報道各社が事故を報じた同月19日午後3時すぎだった。米海軍安全センターは事故を損害額が最も大きい「クラスA」に分類したが、米側は今月8日までに事故の詳細や原因を明らかにしていない。

 抗議決議は「事故発生から約1カ月経過した現時点でも詳細が明らかにされない状況に強い憤りを禁じ得ない」と指摘。「米軍機は日常的に住民居住地上空を飛行訓練しており、地域住民は常に大きな不安を抱いている」と訴えている。

 事故を起こしたHH60Hヘリと同型機は6日、嘉手納基地を離陸する様子が確認された。地元への情報提供について、米海軍当局は「公共の安全や環境に影響を及ぼさない基地内の事案に関しては、地方自治体への公式な通知は義務付けられていない」との見解を示している。

 町議会は同日、台風24号による被害への対応を求める要請決議も全会一致で可決した。

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