検索するのは娘-。16歳少女の失踪事件がパソコン画面上を捉えた映像だけで進んでゆく。舞台はSNS社会の現代。重なっていくクリック、ページのタブが新感覚のスリルを生み出す。

「search/サーチ」

 ある日、女子高生のマーゴットが行方不明になる。父・デビッドは手掛かりを探そうと、まな娘のパソコンからインスタグラムやフェイスブックなどへ次々アクセス。すると、ネット上から意外な姿が浮かび上がってきた。

 SNS上のやりとりや電話通話、キーワード探索など、全編をパソコン画面上で完結する作品。画面からは見えないキーボードとマウス操作のリズムも心理描写を担う。

 SNSの画面上を舞台にした同作は、数年たったら「懐かしい」と思われるかもしれない。ただ、親子の情愛の功罪を問う物語は、時代を問わない奥深さ。(学芸部・松田興平)

ミハマ7プレックスで上映中